長年コーポレートブランディングの仕事をしていたので、ついつい見かけたロゴを注視する癖がついています。おこがましい言いようですが、自分だったらここをこうデザインするのだが・・・というロゴにお目にかかるのもたまにあります。
数年前のBusiness Insiderニュースに「史上最悪の企業ロゴ10選」という記事が載っていました。リブランディングによって新しくしたロゴが、思いのほか(悪い方向に)物議を醸し出した例を掲載したのですが、その中から2例ほどご紹介。(決してその企業への中傷を意図しているわけではないのでご勘弁ください)
最初は、スターバックスの子会社「シアトルズベストコーヒー」が2010年に刷新したロゴです。(画像①)ブランドを棄損するものだという声や、新たなデザインは舌を出した笑顔に見えるという声も出てファンが怒ったようです。親しみやすいロゴと言えなくもないですが、旧ロゴの、歴史を感じるアメリカらしさからあまりに変わってしまったからでしょうか。このロゴはサイトを見る限り、現在では旧ロゴに戻っているようです。
次が結構話題になった2010年のギャップ(Gap)のロゴリニューアルです。(画像②)熱烈なファンのみならず一般からも反発が相次ぎ、結局発表から1週間も経たないうちに(この決断も異例の早さです)もとのロゴに戻すことになってしまいました。これには当時、私(店長)も、さもありなんと思った1人です。ロゴの開発要素の1つに「オリジナル性があり且つ斬新なこと」とある通り、この新ロゴは正直「オリジナル」でもなく「斬新」でもないな、と当時思った覚えがあります。
あくまでも店長の個人的見解ですが、みなさんはどう感じましたでしょうか?
(下の「いいね!」ボタンおよびコメントを頂けると、投稿モチベーションが上がりますのでよろしくお願いします!)
出典:Business Insider 2019年5月