昭和生まれシニアデザイナーのデザイン事務所
よろずデザイン処 佐々木商店
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【美術芸術】歌麿の美人画発見

先日の新聞に、江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿の代表作「ポッピンを吹く娘」の版画が40年ぶりに見つかったという記事が載っていました(画像①)。オリジナルの版木としては初期に摺られたもので、1981年に競売にかけられて以来行方不明になっていた1枚らしいです。

佐々木店長としては、この作品は、小さい頃に集めていた記念切手の方が印象が強く、1955年発行の切手趣味週間での絵柄で記憶に刷り込まれています(画像②)。当時は「ビードロを吹く娘」という作品名で、自分はこの呼び名の方が愛着があります。現在所有しているのは大人買いした2代目のものです。

今でもJSDAから発行されている切手カタログを見ると、1950年代初頭あたりからそれまでの1色か2色刷りから多色刷りに移項していったようで、それまでは1948年発行の「見返り美人」や1949年の「月に雁」のようにモノトーンでした(画像③)。この「ビードロを吹く娘」が趣味週間としての初の多色刷りで、これ以降切手もどんどんカラフルになっていきます(画像④参照)。ちなみに店長は、シリーズを揃えるということにはあまり興味がなく、気に入った絵柄だけ単品で集めていました。特にこの③と④にある作品は好きなので、以前のブログ記事「海洋堂の想い出」で取り上げたカプセルトイでも集めています。

美術館も画集もろくにない片田舎で幼少期を過ごした店長としては、美術作品に触れ合う機会はこういう切手など数えるくらいしかなくて、いつかこういうものの本物を見たいと思ったことが美術(デザイン)の世界に進むモチベーションになったのかもしれません。

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