昭和生まれシニアデザイナーのデザイン事務所
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【美術芸術】写真展「作家の現在 これまでとこれから」観覧

木枯らしの吹く12月某日、東京は恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館に、写真展を見に行きました。総合開館30周年記念で、石内都、志賀理江子、金村修、藤岡亜弥、川田喜久治(敬称略)の5人の現代写真家の作品を展示した「作家の現在 これまでとこれから」展です。350円という半額のシニア料金で見られるのも魅力です(画像①②)。

それぞれの個性が出た写真ばかりで飽きませんでしたが、個人的に好きだったのは、金村修のコラージュでした。写真展なのにコラージュ?かもしれませんが、これは自分がグラフィックデザインを生業にしているせいかもしれません。

展示番号52と53がその作品(画像③)ですが、タイトルがどちらも「無題」なので、自分で自由に想像が膨らませることが出来ます。特に53などは、全体の配色とバランスが絶妙ですね。一見するだけでは数字の羅列にしか見えませんが、よく見るとすべての数字が切り貼りの手作業コラージュです。分かりづらいかもしれませんが、拡大図(画像④)を見るとその緻密さが感じられます。いい意味でこういう偏執的作業は、今でも血湧き肉躍る誘惑を感じます。この展覧会は2026年1月25日まで開催されているので、ご興味のある方は足を運んでみてください。

さて毎回恒例、観覧散策のあとの定番である酒飯は、ガーデンプレイスタワービルにある焼鳥屋「鳥幸」の焼鳥ランチコースです。ここの焼鳥は実に真っ当で、焼き加減が絶妙です。銘酒「楯野川」がまたこれに合って、これまた至福の時間でした。

東京都写真美術館ホームページ https://topmuseum.jp

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