昭和生まれシニアデザイナーのデザイン事務所
よろずデザイン処 佐々木商店
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【美術芸術】秋田美人について

日本三大美人県というと秋田・京都・福岡らしいですね。

佐々木店長は秋田県出身なので、高校卒業まで秋田県横手市で過ごしましたが、確かに小学校から高校まで、1クラスに1人は必ず、“これは!”と誰しもが思う美人がいた記憶があります。

秋田美人というと、店長と同年代の桜田淳子さん、演歌歌手の藤あや子さん、昨今では壇蜜さん、佐々木希さんなどがいますが、壇蜜さんは地元米のあきたこまちのポスターに採用されているので、現代の“秋田美人”の代表かもしれません。

ですが、佐々木店長にとって、いまだに一番な秋田美人は、リアリズム写真の名手と呼ばれた写真家、木村伊兵衛の撮った写真になります(画像参照)。1952年に秋田で開催された「おばこコンクール」に参加した女性を、アマチュア写真家が撮ったこの作品が写真誌で入賞し、それを見た伊兵衛が、翌年に秋田に出向いてこの写真を撮ったということのようです。1953年といえば、さすがに佐々木店長もまだ生まれていませんでした。でも、以後ずっと近年まで“The 秋田美人”と言えば、伊兵衛の撮ったこの女性であることに異論を挟む人はいないだろうと思います(結構強引)。

「でんでんブログ」さんによると、この女性はコンクール当時に高校三年生だった柴田洋子さん。伊兵衛の撮影時、19歳だったそうです。もちろん伊兵衛の腕もあるのだけど、その年にしてこの容姿と気品、そして表情。長く愛されているのも頷けます。でもこのイメージとは裏腹に、ご本人はバレエが得意で、日系アメリカ人と結婚してロサンゼルスに渡ったという経歴は、この写真からは想像もつきませんね。残念ながら十数年前に亡くなっています。

それにしても、プロのカメラマンというのはつくづく凄いなと思います。佐々木店長も仕事柄、数多くの撮影に立ち会いましたけど、どのカメラマンも被写体の一瞬の表情を捉える力と集中力には、何度も驚かされた経験があります。だからこそ、AIや加工合成などには出来ない、生の迫力と感動が生まれるのでしょう。

木村伊兵衛が切り取ったこの表情と瞳は、店長の一生ものの宝です。

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