コーポレートのVI開発には商標がつきものですが、その種類は長い間「文字商標」「図形商標」「立体商標」の3種類が主でした。その商標法が2014年に改正され、上記に加えて「動き」「ホログラム」「色彩のみ」「音」「位置」が追加され、バラエティ豊かになりました。が、その話はまた別の機会にして、今回は「立体商標」の話。
既に特許を取得している有名な立体商標と言えば、ケンタッキーFC人形、コカ・コーラボトル、ヤクルトボトルなどがありますが、これらに加えて、カシオ計算機のG-SHOCKの初代モデルの形状が、今年2023年6月に立体商標として特許庁に登録されました。ロゴや文字がなくても、腕時計の形状そのものの登録は初めてだといいます。
商標登録決定の基準の一つに、“ずば抜けて認知度が高く、長い間それを維持している”(もちろん正式にはこんな表現ではありませんが)というのがありますが、確かにこの形を見るだけで「あ、カシオのG-ショックだ!」と分かりますよね。(初代モデルの発売は40年前の1983年)
これも時代を超えて支持された結果なわけで、CI(コーポレート・アイデンティティ)の開発要素であるスローガンやロゴも、この「長期間使えて、飽きない」というのが目標の一つでもあります。
ちなみに店長は、昨年発売された2100シリーズを1個持っていますが、これも八角形の形状でお気に入りの時計です。
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