昭和生まれシニアデザイナーのデザイン事務所
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【散策】東京暗渠散歩 その2

昨年の暮れ、家族で久しぶりの暗渠散歩を楽しみました。今回のルートは、本田創編著「東京暗渠散歩」本のP26にある渋谷川上流域です。本来なら渋谷川源流の新宿御苑から渋谷駅まで下るのですが、集合の都合上、渋谷から新宿まで川をさかのぼることにしました(画像①)。

東京の暗渠は下町の路地裏が多いのですが、このルートは珍しく繁華街のど真ん中を歩きます。なんせ迷路のような渋谷駅地下から、再開発された宮下パークの飲食街を抜けてようやく最初の目印である、宮下橋の親柱が見えて来ます(画像②)。ここから、道こそ暗渠らしく蛇行していますが、暗渠道路の狭い道のイメージとは裏腹に、キャットストリートと呼ばれる広い道が表参道まで続きます。両側はオシャレなブティックや美味しそうな飲食店だらけで、開店前で人影は疎らというものの、多分この道が暗渠道路と知っている人はほとんどいないのではないでしょうか(画像③)。暗渠本にも出ていた「隠田の水車」付近(画像④)は、北斎の富嶽三十六景にある水車の場所(画像④右下)らしいですが、江戸時代はここから富士山が見えていたのでしょうか。方角的には合いますが、こういうことを想像しながら歩くのも暗渠散歩の醍醐味の1つです。

今回の散歩は、全国高校サッカー大会の開会式真っ最中の国立競技場の脇を抜けて、多摩川上水との合流点である四谷四丁目の交差点で終了。渋谷川源流を見るには入場料を払って新宿御苑に入らなくてはいけないので止めました。笑。ここまで約1万歩、約2時間のゆったり散策でした。ちょうど昼食時で、たまたま入った中華料理店の料理が思いのほか美味しくて、大満足の半日でした。

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