昭和生まれシニアデザイナーのデザイン事務所
よろずデザイン処 佐々木商店
MAIL: info@sasakishop.com

【美術芸術】海洋堂の想い出

2月の某日、新聞の訃報欄で宮脇修氏が96歳で亡くなったという小さい記事を見つけました。知る人ぞ知る、世界的に有名なフィギュアメーカー「海洋堂」の創業者です。秋葉原のラジオ会館にある店舗には、定期的に顔を出しては商品をチェックしたものです。

海洋堂で出す造形物はクオリティが高くて、思わず手に取って迷わず手に入れたくなるものが多いですね。ということでこの機会に、自宅にある海洋堂の製品を調べてみました。

まずは以前のブログで紹介した、藝大学生が原型を制作したカプセルトイの「石膏像」シリーズ。うちにあるのはブルータス、メディチ像など6体です(画像①)。(うち2体は大理石バージョンです)

それから気に入っているのは、「日本切手立体図録」シリーズ(画像②)です。昭和世代の殆どの男子が一度ははまった切手収集、その切手ファンには涙が出てくるコレクションです。月に雁、市川鰕蔵の竹村定之進、見返り美人図、富嶽三十六景、鳥獣人物戯画と全部で5点ありますが、佐々木店長は秋葉原に日参して、富士山以外の4点をガチャガチャで集めました。そのうち第一次国宝シリーズ切手に出てくる最も想い出深い3点のみを、プリントした切手と共に陳列してあります。(本物の切手自体も持っているのですが、さすがに別保管です)鳥獣戯画は第二次国宝シリーズに入っていて、あまり思い入れがないので、陳列からは外してあります(画像③)。笑

最後の一つが、2019年に上野の科学博物館で開催された「恐竜博2019」でのガチャガチャで手に入れたモササウルス(画像④)です。欲しかったのはティラノサウルスでしたが、ガチャとしては破格の500円なので断念しました。

今でも残念なのは、2011年に東京池袋にあるサンシャイン水族館がCIをしてリニューアルしたのですが、店長もこの仕事をVIディレクターとして担当しました。とても楽しい仕事でしたね。この時に記念事業の一環として、海洋堂製作のカプセルトイを売店で販売したのですが、この時ゲットした「海女さんとウツボのガチャ」が、退社の時に行方不明になってしまったことです。宮脇さん、ごめんなさい。ご冥福をお祈りします・・・

※この記事を気に入った方は「いいね!」を押して頂けると励みになります。よろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP