出不精なので運動不足解消に、時折散策をするのですが、目的がないと出る気がないため、東京の失われた川を歩く「暗渠巡り」を、無理矢理自分の趣味に組み入れました。幸い、本田創氏の「東京暗渠散歩」という心強い資料本があるので、その中から、本郷から菊坂下まで歩く「東大下水菊坂下支流」跡を歩いてみました。
本郷三丁目をスタートして、コース終点の菊坂下の交差点まで、暗渠跡の谷間を写真を撮りながらゆっくり歩いて40分。
画像①にある“撮影場所”で撮った写真が、画像②です。本に掲載の写真(画像②左)と同じ地点で自撮り(画像②右)したらほとんど変わらなかったのは、激変する東京の風景の中で時間が止まっていた気がして、少し嬉しかったです。このコースで有名なのが、樋口一葉が一時期住んでいた路地と井戸(画像③左)ですが、同じ処で撮ったと思った写真(画像③右)が違う場所だと気がついたのは帰宅してから。なんともお粗末なことでした。
このコースを終えると一気に賑やかな白山通りに出るので、そのまま東京ドームを横目に小石川後楽園を半周したところでこの日の散策は終了。(画像④)約8,300歩、100分ほどの散策でした。遅めの昼食で入った日中友好会館内にある中華料理店で飲んだビールの美味しかったこと。
(参考資料)本田創編著「東京暗渠散歩」実業之日本社刊
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