その昔、在職中のことですが、所属局の打ち合わせスペースを、局員用のリラックスルームに作り替える企画が立ち上がり、そのルームデザインを担当したことがあります。「アタマを休める。仲間としゃべる。」がテーマなので、フロア中央のスペースを“保育園”に見立て、椅子テーブルを兼ねた特注キューブやコーヒーカウンター、資料棚などを極力楽しそうなイメージのカラフルなもので考えました(画像①)。
晴れて「ワイガヤルーム」と命名されたこの全体図ラフ(画像②)の企画が通り、その“保育園”イメージの中核をなす30個のキューブを工芸会社に発注。(画像③)ポスターも出来上がり(画像④)、秋晴れの吉日、無事オープンにこぎ着けました(画像⑤⑥)。
この作業では、デザイン以外でも施工の段取りや特注備品の値段など、勉強になることがたくさんありました。画像②のイメージ図と、画像⑥の完成写真を比較しても、理想のイメージを突き詰めていく“楽しさ”と、そのイメージをさまざまな制約条件の中で形にしていく“難しさ”がにじみ出ているような気がします(苦笑)。
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