潜水用ダイビングスーツや機材を販売している(株)ゼロは、前身の会社から数えると今年で創業65周年を迎える老舗です。「O式」と呼ばれる独特のシンプルな防水機能で、プロダイバーに絶大な人気を博しています。佐々木店長はダイビングが趣味(だった)こともあり、ここの社長とは長年のお付き合いで、何回かデザイン関係のお手伝いをしました。今のコーポレートロゴも数十年前に店長が制作したものです。
毎年この時期に出している新しい商品カタログに今年は、今までとは違ったグラフィックシリーズというスポーツスーツが誕生したのですが(画像①)、今回このスーツデザインのお手伝いをさせていただきました。海の輝きと力をイメージした「OCEANGLOW」と、和の心と時代の融合「YUZEN」の2タイプです(画像②)。この商品ブランドロゴも同時に制作しました。
このスーツデザインは、ゼロの社員の方が、画像生成AIで導き出した新スーツのイメージ画像を元に、佐々木店長が実製作出来るようにリデザインする、という経緯をたどっています(画像③④)。なんとも今風というか、店長にとっても初めての試みでいい経験になりました。生成AIの広告については、1月のブログ投稿でも取り上げましたが、そのまま使用するにはまだ問題が多いと思われるAIも、あくまでもアイデアやイメージの助けと考えると結構役に立つじゃん、と思った次第であります。
サーフィンやトライアスロン関係のスーツデザインは、既に数年前から画像生成AIを活用したと思われるものが出てきていましたが、ダイビングスーツのデザインは、多少の時代の変化はあるとはいえ、結構カットラインなど長年似たような経緯をたどっている印象です。このAI活用を機に、新たな波が起きることを願っています。
株式会社ゼロ http://zero-zero.co.jp
※この記事を気に入った方は「いいね!」を押して頂けると励みになります。よろしくお願いします。