

日本を代表するグラフィックデザイナーの一人である、永井一正氏が2月に亡くなりました。96歳というのですから大往生と言っていいでしょう。
以前のブログで書いたように、永井氏は佐々木店長の若かりし頃憧れていたデザイナーの1人です。デザイン会社の草分け的存在の「日本デザインセンター」を一緒に立ち上げた亀倉雄策氏が、1964年に東京オリンピックのロゴマーク(シンボルマーク)制作したのと同じように、永井氏は1972年の札幌冬季五輪のロゴを手掛けました(画像①)。亀倉氏のデザインを彷彿とさせるようなシンプルで力強いデザインです。他にもアサヒビールや三菱UFJ、JAなど誰でも知っている作品が多いデザイン界の重鎮でした。
永井氏とは、店長の会社員時代に、一緒に某CIコンペでタッグを組んだこともあり、氏の提案ロゴは当時80歳を超えていた人とは思えない若々しいものだったことを覚えています。
銀座に本社がある日本デザインセンターのロビーには、氏の「LIFE」と名付けたペン画の動物シリーズのパネルが飾っていて、訪れる度にその緻密さに見入ってしまったものでした(画像②)。2002年の田中一光氏の逝去に続き、これでまた日本のグラフィックデザイナーの重鎮が1人亡くなってしまいました。寂しい限りです。合掌。