佐々木店長は地図が好きで、実際の散歩も必ずアナログ地図持参ですし、時には地図上でのエア空想散歩もします。その地図と同じくらい好きなのが、部屋の間取りで、新聞折り込みの不動産広告には必ず目を通します。現在の家に引っ越す時も、わざわざ新居の全部屋の間取り平面図を描き起こして、どこにどんな家具を置くか全部描き入れ、その通りに置いてくれと引越業者の人に渡したほどです。まったく無視されましたが(笑)。画像①はその時の店長の部屋部分の図面です。
閑話休題、2年ほど前のSNSニュースに、「間取りの手帖」という本のことが出ていました。これはMadoristを自称するくらい間取り好きな筆者、佐藤和歌子さんが収集した“変な間取りの部屋ばかりを集めた本”です。2003年に刊行されて2007年に改定版が出た親書サイズの本ですが、面白そうなのであちこち探して、ようやく楽天で中古本を手に入れました。100戸近い部屋の間取りとコラム、対談で構成された見ていて飽きない余暇本です。
この中から2例だけ紹介します(画像②)。No.22とNo.70の部屋ですが、どちらも観音扉の異様に多い例です。どうですか。こんな部屋が実際にあったみたいですね。住みたくないけど、内覧はしてみたい気もします。秀逸なのは下部にある1行コメントで、実に絶妙な一言ばかりで大笑いさせられます。カッコ内の数字は当時の賃料だったようです。
地図といい、間取り図といい、実に想像力を刺激させられますね。大好きです。
(参考)佐藤和歌子著「間取りの手帖」発行:株式会社リトル・モア
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