【デザイン】青き時代の広告作品（その3）

※この記事は、佐々木店長が広告代理店に入社して間もない頃の制作作品をご紹介するシリーズです。今から見ると、センスといいテクニックといい若いですが、その意味で“青い”と表現しています。

シリーズ3回目です。どんどん恥をさらしています（笑）。入社二年目の1981年に担当になったメジャークライアントのライオン。現在も販売しているシャンプー＆リンス「アクアミー」の雑誌広告です。若き石坂浩二さんがプレゼンテーターを務める、あなたの髪の水分量を測らせてください、というアクアチェックシリーズの第一回目、神戸篇です。（画像①）

撮影スタッフと各都市へ出向き、若い女性に声をかけて、持参した水分測定器で髪の水分を測らせてもらい、インタビューするのですが、なんせ佐々木店長もまだ二十代の半ば、いまだ秋田訛りも抜けきれない田舎者です。この声かけが苦手でねぇ・・・どうみても形はナンパと同じですからね。なんどもインタビュー役の先輩コピーライターやカメラマンに「ほら、佐々木、あの娘に声をかけてこい！」と尻をたたかれた覚えしかありません。でも皆さん、とても丁寧に答えてくれるいい娘ばかりでした。

この中から1人だけ、センターに出演してもらうために上京してもらい、石坂浩二さんと一緒の写真を撮りました。市川崑監督の映画、金田一耕助シリーズのあとで、超売れっ子なのでスケジュール取りが大変だった覚えがあります。

このシリーズは、この年から翌年にかけて、札幌、蓼科、名古屋など全国6箇所を回りましたが、それぞれに想い出があります。このシリーズに出演してもらった女性たちも今や還暦超え・・・それこそ一期一会な出会いで、今思えばなんとも感慨深いものがありますねぇ。

（注）プライベート情報のため、顔写真と氏名にはボカしをほどこしてあります。ご了承ください。

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