【デザイン】青き時代の広告作品（その1）

この記事は、佐々木店長が広告代理店に入社して間もない頃の制作作品をご紹介するシリーズです。今から見ると、センスといいテクニックといい若いですが、その意味で“青い”と表現しています。

第一弾のこのポスターは、入社2年目の1981年に初めて単独制作を任された、日本食肉協議会の広告です。コピーライターは同期のF君で、“青い”2人で知恵を振り絞って作りました。F君は落研出身だけあって言葉遊びが巧みで、ここでもLOVE ME MOREのMOREを、牛のモーに引っ掛けています。それにしても商品が牛肉1年分（画像①）というのは納得ですが、新学期プレゼント（画像②）の商品は時代を感じさせますね。なんといっても百科事典と地球儀、ですから。佐々木店長も昔買ってもらった10巻ほどの百科事典を持っていましたが、ほとんど開いたことがありませんでしたね、正直。ほぼ新品のまま上京後に、親に申し訳ないと思いつつ廃品回収に出したことを覚えています。

牛のイラストだけはプロの手になるものですが、自分で手がけたものとしては、書体選びといい文字の組み方といい全体のレイアウトも今ひとつ緊張感に欠けていて、今さらながらクライアントに申し訳ないくらいです。

F君はこの時、CMのプランニングもやっていて、牛肉を焼くシズルカットのあと、そのステーキを2人で美味しく頂いたことも想い出に残っています。

はたしてこのあと、未熟な“青さ”から脱却する時が果たしてくるのか？次回以降を乞うご期待！

（注）作品をご紹介するにあたって、著作権や肖像権には留意するつもりですが、もし問題があるようでしたらコメントを頂けると幸いです。

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